【経営・管理ビザ】の要件引き上げについて
2025年8月4日(月)、朝日新聞デジタルの記事は、「経営・管理」の在留資格取得に関する資本金の要件を、
現在の「500万円以上」から6倍となる「3,000万円以上」に
引き上げる方向で最終調整に入ったと報じています。
また、年内の施行を目指すとのことで、
早ければ今年中(2025年の12月)にも施行される可能性が出てきました。
これは、国際的にみると要件が緩く、悪用されるケースがあると
批判されていることが理由となっている模様です。
正直、かなりハードルが上がったなと思っています。
例えば、調理師の在留資格(技能)などで日本に来て、
コツコツお金を貯めて、いつか自分の会社(店)を持つことを目標にしている人も沢山いると思います。
その他にも技人国の在留資格で会社員として働きながら、企業を目指す外国籍の方も多いでしょう。
そんな人たちにとって、「6倍」という変更は大きなショックとなるのは間違いないと思います。
まだ詳細は伝わってきていませんが、上述のように、
既に他の在留資格をもって日本に在留している方が、
苦労して資本金を貯めて企業を目指すようなケースでは、
もう少し要件を緩和できないものか、とも思ってしまいます。
とはいえ、これが実現するとなると、
12月までに経営・管理への変更申請を行う、
「駆け込み」が増えることが容易に想像できます。
現在、経営・管理への在留資格変更、
もしくは海外から呼び寄せる在留資格認定証明書交付申請をご検討されている方は、
早めに専門家への相談をお勧めします。
2025年08月10日 22:39